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笑いが止まらない、所得ランキングトップ3。上からタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、アーノルド・パーマー
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ゴルファーの賞金と副収入を併せた恒例の所得ランキングトップ50が米ゴルフダイジェスト誌で発表された。1位は依然タイガー・ウッズ。契約切りが相次いだものの8年連続で1位の座をキープした。果たして石川遼は……?
未勝利に終わった昨シーズン、タイガーが本業で稼いだ賞金の総額は229万ドル強(2億円弱)だがビデオゲームの版権などの副収入が多く、2位のフィル・ミケルソンに大差をつけた。しかし、一連の不倫スキャンダルと成績不振で、ここ10年でもっとも収入は少なかった。
2位ミケルソンに続く3位から5位までは賞金収入がほぼゼロの引退組、アーノルド・パーマー、グレッグ・ノーマン、ジャック・ニクラス。3人はコース設計や自らのブランドの売り上げ収入が好調で、現役時代の活躍が引退後の収入の保証につながるという最たる例。
日本勢唯一のランクインはCMに引っ張りだこの石川遼。順位は前年の42位から26位に躍進しており、売り出し中のダスティン・ジョンソン(28位)やトム・ワトソン(31位)、シニア賞金王のベルンハルト・ランガー(37位)よりも上だ。
庶民感覚からはかけ離れた数字が並ぶが、アメリカの賞金が高額なのはタイガーが登場した90年代の終盤、テレビの放映権料が跳ね上がったことで賞金総額が4倍になったという経緯がある。つまり“バブル現象”の末の賞金高騰というわけ。
だがCBS、NBCとPGAツアーとの契約が2012年シーズン終了時で切れ、バブルがはじけるのでは、という見方も。景気の良い数字が並ぶのもあと数年かもしれない。
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