先週開催されたファーマーズインシュランスオープンで米ツアー初戦を迎えたフィル・ミケルソン(40)。昨年オフはほとんどニュースの話題になることはなかったが、実はこの間、“野菜ダイエット”を行っており、さらにそれをギブアップしたという。
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(左)昨年11月、HSBC選手権に出場したミケルソン。このときは野菜ダイエット中、これで痩せて見える?
(右)アマチュア時代のミケルソンはトム・クルーズを思わせるスリム体型だった
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ミケルソンはファーマーズインシュランスの前週、欧州ツアーのアブダビHSBC選手権で、肉を食べない野菜ダイエットをやめたことを明かしたのだ。
もともとは、関節炎の兆候が出たことから、今から約半年前に始めたダイエット。この間、肉を食べずに野菜中心のベジタブル食にしていたが、これではパワーがでないとチェンジした。
「(ダイエットしたので)関節に慢性的なダメージが出ることなくすんだ。これからも以前よりは野菜を多く食べるが、でもたんぱく質(肉)も摂ることにした」
とか。というのも、ダイエットしたせいで、筋力トレーニングの力が出なかったからだ。たんぱく質をとるようにしてから、「やっと以前の重さのウェートリフトができるようになった」という。
「昨年は優勝したマスターズを除けば、自分が望んでいたほどの年にはならなかった。今年は昨年の分も取り戻すことができるように、オフにもみっちり練習した」
という。これまで成績にムラがありすぎると思われてきた感があるミケルソンだが、今年は正念場と定めているようだ。
そういえば、ジョン・デーリーも一昨年150キロ近い体重を“胃を縛る”手術とダイエットで90キロ前後にまで落としたが、その甲斐なく、いまだに泣かず飛ばず。昨年も賞金ランキング193位と低迷している。
太りすぎはやはり問題だが、過激なダイエットは、少なくともゴルフのスコアを悪くする?
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