タイのリゾート、ホアヒンで1月19~22日の4日間の日程で行われていたアジアンツアーのファイナルQスクール(=QT)が終了し、上位43人の選手に今季の優先出場権が与えられたが、そのなかには日本から参戦した30人中7人が入っていた。
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左から、4位・小泉洋人、5位・上平栄道、16位・内藤寛太郎、25位・片岡大育、37位タイ・塚田好宣、同・清田太一郎、同・谷昭範。7人がQTに合格した
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連日の好天に恵まれアンダーパーが続出する展開となった今回のアジアンツアー最終Qスクールは、ブラジルから参戦した23歳の新鋭ルーカス・リーが4日間、初日からの首位を守り切り通算17アンダーで逃げ切った。ブラジル出身のリーは、米国に留学しUCLAで腕を磨いた選手で現在はカリフォルニアに住んでいる。
そのリーに肉薄したのが通算13アンダーとして4位でフィニッシュした小泉洋人(37)だった。
「これまでアジアにはまったく興味がなかったのですが、昨年(アジアの)開幕戦に招待されて、すっかり気に入ってしまいました」
と1次からの初参加で出場権を獲得した。
アジアンツアーの魅力のひとつは、賞金額の大きい欧州ツアーとの共同開催が多いことだが、Qスクール上位4~5位までに入ると、その出場チャンスが巡って来る。
23歳までプロを目指していた小泉だが、なかなか思うような成績が出せず、断念してゴルフ留学を斡旋する会社を経営していた。しかし、あるとき突如開眼して、2006年、31歳にしてプロデビューを果たした。昨年はチャレンジトーナメントで賞金ランク6位に入り、今季の前半戦に出られるいわゆる裏シードを獲得。
「アジアの大きな試合と日本の試合が重なっているので、どちらを取るか悩みます」と小泉。
今回のQスクールで出場権を獲得した日本人選手は、4位の小泉を含めて、5位に入った上平栄道、16位の内藤寛太郎、25位の片岡大育、37位タイで滑り込んだ塚田好宣、清田太一郎、谷昭範の7人。
チーム遼の山形崚馬は1打及ばず涙を飲んだ他、矢野東、甲斐慎太郎、すし石垣らも40位タイまでに入れなかった。
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