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週刊ゴルフダイジェスト 2/22号
2011/2/14更新

「復活の声は小さい」
米メディアに酷評された初陣タイガーのゴルフっぷり


スウィング改造は簡単ではない、と思わず胸中をもらしたタイガー

 ワールドゴルフランキングで3位に転落したタイガー・ウッズ。先のファーマーズ・インシュランスでは、王座奪還へ向けての足がかりができるのではと期待されていたが、結果は44位タイと逆に2位のM・カイマーにポイント差を広げられてしまった。

 トーレパインズで開催されたファーマーズインシュランスでは、タイガーのゴルフが大きな注目を集めていた。というのも、タイガーは米ツアーでこのコース47ラウンドしているが、オーバーパーでラウンドするのは、今回の3、4日目の2回を含めると過去3回だけ。ある意味、最も相性の良いコースとされるだけに、今年の調子を占う上で重要視されていたのだ。

 しかし、初日、2日目は69-69とまずますの成績だったが、3日目、4日目と74-75で回ったことから、落胆の声が強く聞こえるようになっているのだ。

「偉大なタイガーが復活するという声は小さくなっている。彼のゲームは新しい段階に入っている。3メートルのパットが必ず入っていた時代は終わった」(スポーツイラストレーテッド)とか「(昨年来タイガーのゲームは)崩壊モードになっている」(AP)という評価まで出てきているのだ。

 その原因は、スウィング改造が“進行中”なのが第1の理由なのだが、「心配なことは、タイガーのパッティングだ」(米ゴルフダイジェスト、R・シラク氏)というように、パッティングの不調を原因に挙げる声が大きい。




 実際、「良いラウンドだった」と本人が語った初日でも、「1メートル以上のパットを入れたのはわずか2回だけ。復調は遠い」(ゴルフウィーク)ということだったのだ。

 いずれにしても、今週のドバイデザートクラシックで、ワールドランキング上位の欧州勢とガチンコ対決する。再度、タイガーのラウンドに注目したいところだ。

 
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