|
アジアンツアーは出たことがある。今度はワンアジアで腕試ししたい、と吉永
|
先週号でアジアンツアーのQTを紹介したが、同じ1月にワンアジアツアーもQTを行っていた。中国ゴルフ協会と豪州、韓国のツアーが中心に設立されたワンアジアは、2009年には5試合だった試合数を、昨年は10試合に増やし、今季は12試合の予定が発表されている。
ワンアジアの体制整備の一環が1月初旬に開催されたQTだ。オーストラリア、中国での1次を経て、80人が参加する4日間のファイナルQスクールを中国・海南島で開催したのだが、日本からも4人の選手が参戦していた。
ファイナルを12アンダーの6位、日本勢最上位で通過した吉永智一(34)に話を聞いた。
「日本のQTに出ているときに、ワンアジアでもQスクールを開催するという話を聞いて、申し込んでみました。ファイナルに出た80人のうち上位40人がメンバーになれるのですが、10位までが全イベントに参加できるんです」
吉永は日本のファイナルQTも38位と、ある程度の試合に出られる順位を得ているが、日本とワンアジアの試合の兼ね合いについては、
「つるやオープンと(日本円換算で約2億4,700万円と)賞金額が大きいボルボチャイナが重なっているので、どうしようか悩んでいます。しかし出られるのですから贅沢な悩みですね」とのことだ。
ワンアジアの試合の多くは、元々はアジアンツアーの一環として開催されていたもの。両ツアーが「犬猿の仲」と言われるほど対立する原因はそこにある。しかし「内情はどうあれ試合があれば、どこにでも行きます」(吉永)というのが選手の本音であろう。
【関連記事】
2011/ 2/15 アジアンツアー最終QT通過は7人の侍
2010/ 9/14 ワンアジアの試合に出たら罰金という厳しい掟
|