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かかとに入ったルナクッショニングシステムで月面歩行の感覚とか。タイガーはまだ履いていないが、どうするか
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総合メーカーと契約していても、シューズだけ他社のシューズを履いているプロは意外と多い。そんななか、“エア”が売りのメーカーが、月面歩きをイメージした“ルナ”システムを発売した。
昨年12月に発売されて以来、プロの人気を集めているのが「ナイキ ルナ コントロールSL」だ。
このシューズは、これまでのエアクッションに替えて、硬さの違う衝撃吸収素材(「ルナロン」と「ファイロン」)を組み合わせた「ルナクッショニングシステム」なる構造を採用。
すでに2009年から同社のランニングシューズにも使われているもので、足への衝撃を拡散し、負担を軽減してくれるとしてランナーの間でも人気が高い。
「シューズは安定性と快適性が第一。よりエネルギーが必要になってくる最終日の後半戦にはっきりと違いが出てくる」(深堀圭一郎)
など多くのプロが、ニューシューズの効果に期待を込めているが、フランシスコ・モリナリが同シューズを初めて履いた「WGC-HSBCチャンピオンズ」で優勝したのを契機に、米、欧州男子ツアー、チャンピオンズツアーで6勝を挙げる(2011年1月末現在)とその性能は実証されつつある。
ライバルのアディダスゴルフが、かかとへの衝撃を緩和する「トラクションライトFM JP」を発売するなど、衝撃吸収機能に対する関心が高まるなか、一世風靡した「エアマックス」に代わる看板となるのかどうか。
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