この17日から、いよいよ始まる米女子ツアー。当初発表された日程では、賞金加算される試合は25試合だったが、4月に開催予定だったメキシコでのトレスマリオス選手権が治安悪化のため中止となり、24試合となった。11月半ばの最終戦まで、最後に笑うのは誰だろう。
トレスマリオス選手権の中止は、会場となるメキシコのモレリア地区に麻薬取引を巡る犯罪が多発し、先ごろ開催されたサッカーの試合で7人の死者を出したことで、LPGAが決断したものだ。
この試合は、宮里藍が昨年勝った試合だけに残念だが、開幕戦のホンダLPGAと次週のHSBCチャンピオンズは、昨年宮里が開幕2連勝した試合。ディフェンディングチャンピオンとして今年も優勝が期待されるところだ。
宮里は昨年ツアー最多の5勝をあげても、賞金女王には届かなかったが、これは勝った試合の賞金総額が130~150万ドルと女子ツアーのなかでは少なめの試合だったため。今年は6月下旬から7月末にかけて、メジャー3試合を含めて、総額250万~325万ドルのビッグな試合が続くので、この時期に調子の波が来ると、賞金女王や最優秀選手に選ばれる可能性が高くなる。
宮里藍の活躍に刺激されて、宮里美香や上田桃子がどんな試合を見せてくれるか。さらに今年は、野村敏京、金子絢香、中田順子もルーキーとして加わってくる。彼女たちの米ツアー1勝に期待したいところだ。
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