無料化か、それとも有料のままかで揺れていた高速料金だが、16日、新料金が発表された。普通車は、走行距離にかかわらず「平日上限2,000円」。土日の「上限1,000円」は変更なし。ゴルファーにとって平日上限2,000円はお得なのか、シミュレーションしてみた。
平日上限2,000円の料金は原則全車両。つまり、ETC未搭載車にも適用される。実施は4月1日からで、期間は3年となる。ETCを搭載していない車にとっては大幅値下げとなるが、問題はETC搭載車でこれまでの平日割引を受けていたゴルファーにとっては、どうなのかということ。東北自動車道を例にとって川口JCTから那須ICまで利用した場合について考えてみた。
結果は別表の通り。深夜0~4時は圧倒的に現行制度のほうがお得。午前6~9時、午後5~8時の間に高速を使った場合も、現行制度のほうが50円安い。しかし、それ以外の時間帯は、新制度のほうがややお得になる。
ちなみに都心から利用した場合、東北自動車道で新制度がお得になるのは(深夜帯を除く)、白河ICより先から。同じく、東名高速道路では清水IC、中央自動車道では諏訪南ICより先まで行くことで、新制度のありがたみが実感できる。
「上限2,000円」といわれると、お得な感じがするが、土日に日帰りゴルフが当たり前のサラリーマンにとっては、それほどメリットはなさそうだ。
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