|
2004年にはゴルフダイジェスト・ジャパン・ジュニアカップにも出場の逸材。将来が楽しみ
|
R&Aが1月末に新たに発足させると発表した女子の世界アマチュアランキング(WAGR)。その第1回発表が2月18日にあった。そして、そのトップになんと日本選手の名前があった。
その女子選手は神奈川県生まれで、現在フロリダのデイトナステートカレッジのゴルフ部に所属する片平光紀(みつき・大学2年、21歳)さん。女子WAGRは世界の1350競技を対象に出場選手のポイントを査定、3100人以上がランキングされている。残念ながら日本国内では対象競技が少ないため、比嘉真美子さん(沖縄・本部高校2年)の173位が最高だが、高卒後アメリカに渡った片平さんが1位に輝いた。
片平さんは国内のジュニア時代には、2006年の関東女子ジュニアの予選会で優勝した以外に目立った戦績はない。しかし、ハンク・ヘイニーの国際ジュニアアカデミーを経て、現大学に進学してからめきめきと頭角を現した。昨年はWAGR対象の12試合で9勝。そのなかにはLPGAザビエル国際という国際大会も含まれる。
本人に“ 初代女王”の感想を聞くと、「すごくうれしいです。今通っているカレッジでいいコーチとチームメイトに出会え、毎日楽しく練習したり、お互いに助け合うことで成長できたんだと思います」と語る。
もっとも母親の啓子さんによれば、
「狙っていたタイトルというのではないので、本人に大きな感慨はないようです。このことで直接電話はなく、メールでWAGRのサイトのアドレスを送ってきただけです」と笑う。
片平さんは、カレッジを卒業した後、米ツアーのQTに挑戦する予定。そのときに再度ホットなニュースを届けてもらいたい。
【関連記事】
2011/ 3/ 1 女子アマにも「世界ランク」日本人選手は上位に入れるの?
2010/ 7/13 目下、日本一は高校生! R&Aアマランクに注目
2006/12/12 女子アマ、豪州の試合で森田理香子が優勝の快挙
|