世界遺産といえば、日本では京都や日光、奈良、厳島神社などが思い浮かぶが、ゴルフの聖地、セントアンドリュースのオールドコースも世界遺産に登録される可能性が出てきた。
これは、セントアンドリュース市を含むファイフの自治体が、ユネスコに世界遺産の登録申請をしたもの。申請はオールドコースを含む、セントアンドリュース市の中心部を対象にしたもので、ゴルフコースだけではないが、ヨーロッパのゴルフコース設計家協会も、早々と今回の申請を後援することを発表している。
今春の結婚が予定されている英国王室のウィリアム王子とケイトさんが出会ったのが、セントアンドリュース大学ということで、申請のタイミングはピッタリ。うまくいけば、5~10年後には世界遺産に登録されることになる。
ただ、「顕著な普遍的価値」が認められ、世界遺産に登録されると、6年ごとに再審査が行われる。つまり、普遍的価値が損なわれないようにしなければならない義務も生じるわけで、コースの大幅な改造やR&Aの建物の建て直しなどもできなくなる可能性がありそうだ。
ちなみに、スコットランドではエディンバラ新旧市街などが登録済みで、スポーツ関係ではイングランドのサッカーチーム・プレストンのホームスタジアム、ディープデイルなどが世界遺産登録を目指している。
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