10%増量中、といってもスナック菓子の話じゃない。ウェートを増やし、昨年の予選会で勝ち取った出場権で今シーズンのツアーに参戦中の金田久美子のこと。増量効果の手ごたえを本人は早くも感じているようだ。
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筋力、体重アップでヘソ出し度はダウン
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キンクミによると「49キロ台だった体重を今、53キロまで増やしています」2年前は166センチの身長で「46キロくらいしかなかった」そうで、見た目でもパワーアップしているのがわかる。
オフは石川遼も担当する仲田健トレーナーについて筋トレの毎日、体をイジメ抜いた。
「あとは食事。もともと食が細くてあまり食べられないほうだったけど、がんばって食べる量を増やした。お腹すいたー、と思わなくても、とにかく何か入れるようにして。特に肉を食べるようにしていて、おかげで肉好きになりました」という。
体重、筋力アップが飛距離を伸ばしたことは、開幕戦でも実感した。ダイキンオーキッドレディス最終日の7バーディ1ボギー、66はプロ転向後の自己ベスト。「プロになってからいちばんいいゴルフ」で通算5アンダー、7位タイに入ったことが何よりの証拠だ。8試合のみの出場に終わった昨シーズンとは 精神的にも大きな違いがある。
タイガーの記録に並ぶ8歳で世界ジュニアを制し、日本ジュニアなど数々のアマチュアタイトルを獲得、12歳での日本ツアー最年少予選通過記録を打ち立てた“ギャルファー”もいまや21歳になった。
「今後は55キロまでは増やしたい。それ以降は55キロになってから考える」とキンクミ。アン・ソンジュ、シン・ジエ、パク・インビの合計200キロ三姉妹には、それでも遥かに及ばないが、「早く1勝したい!」の悲願が達成されるのは、そう遠くはないかもしれない。
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