|
相性ぴったり、ミック&アイのコンビで今年も突っ走る
|
女子のメジャー初戦、クラフトナビスコ選手権が3月31日にカリフォルニアで開幕。日本のなでしこたちが出陣する。
日本勢は、エース、宮里藍を筆頭に、上田桃子、宮里美香の米ツアー常駐勢と、昨年の日本ツアー賞金ランキング4位の馬場ゆかり、米ツアー第2戦、HSBCチャンピオンズでカリー・ウェブと優勝争いの末敗れた有村智恵の5人が参戦。樋口久子に続く日本人2人目のメジャータイトルを狙う。
宮里藍は、米ツアー2試合で思うような結果を出せず(初戦29位タイ、2戦目14位タイ)、故郷、沖縄が舞台の日本の開幕戦ダイキンオーキッドでは7年ぶりに国内大会で予選落ちするなど苦しい出だしとなったが、心強い相棒は、キャディのミック・シーボーン氏だ。
2戦目のHSBC期間中には彼のキャディオブザイヤー(年間最優秀キャディ)受賞が発表された。「全部藍のおかげ」(シーボーン氏)、「ミックは私の一番の理解者。心から尊敬しています」(藍)と、お互いへの信頼感は抜群で、大舞台での活躍が期待される。
日本ツアーを主戦場にする有村、馬場は、第2戦プロギアレディスが東日本大震災のため初日で打ち切りとなり、思わぬ形でメジャーに挑むことになった。
特に有村は、被災地、宮城県の東北高校出身。第二の故郷の悲劇を聞いた時には号泣したほどで、プロアスリートとして朗報を届けたい気持ちを抱えているのはいうまでもない。実力はHSBCで折り紙つきとあって優勝候補の一角といっていいだろう。
上田が「被災地の皆さんに元気を与えられるようにプレーしたい」と口にしていたが、日本選手の気持ちは全員同じはず。メジャーの晴舞台で元気に頑張る姿を見せてほしい。
【関連記事】
2010/ 3/23 藍のキャディを抑え年間最優秀はシン・ジエの相方に
|