週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/5・12号

2011/3/28更新

遼、藤田、勇太に松山
マスターズ組４人の出場までの動向

　東日本大震災は、女子ツアーの開催中止など、プロゴルフ界にも様々な影響を与えているが、４月７日から開幕するマスターズに出場する、石川遼、藤田寛之、池田勇太、松山英樹ら４人の動向はどうなっているのだろうか？

　日本ゴルフツアー機構は3月14日に、オフィシャルホームページで、ツアーメンバー194人の安否確認ができたと発表した。もちろん、このなかには石川遼、藤田寛之、池田勇太の３人も含まれている。

　しかし、松山英樹はアマチュアなので確認対象外だ。松山が在籍している東北福祉大学ゴルフ監督、阿部靖彦氏によれば、オーストラリア合宿から帰国したとのこと。同大がある仙台も地震による甚大な被害を受けているためか、今後のスケジュールの詳細ははっきりしていないという。

　やはり東北福祉大卒業の池田は、WGCキャデラック選手権終了後、一旦帰国して、国内でマスターズに備える予定だったが、急きょ帰国を取り止めアメリカに留まった。池田は3月14日時点でワールドランクが48位になり、50位以内に出場権が与えられるアーノルド・パーマー招待出場を決めた。

　同じくWGCキャデラックに出場していた藤田は、米３連戦を終え帰国、チームセリザワの一員として地震チャリティに協力しつつ調整中。30日に渡米する予定だ。

　ほぼ２カ月米国を転戦する石川には予定変更はなく、アーノルド・パーマー終了後は、昨年同様オーガスタへ移動して、最終調整を行う。ただし、マスターズは３度目の出場となるため、オーガスタでのラウンドよりも、レンジでのスウィング調整に重点を置く。

　石川のオフィシャルホームページでは、通常3,150円で発売しているヘッドカバーを1,000円で売り、その全額を震災チャリティにしているが、これは石川の提案だったそうだ。