東日本大震災は、比較的被害の少なかった関東のゴルフ練習場にもダメージを与えて
いる。
なかでも深刻なのが、市川サンライズゴルフセンター(千葉県市川市)。液状化の影響でクラブハウスの土台が陥没し、配球システムも稼働できないため復旧の見込みはまったく立っていない(4月1日現在)。
また、施設そのものに被害を受けていなくても、東京電力による計画停電の影響を受けて営業時間を短縮しているところは多い。
通常は24時間営業しているトーキョージャンボゴルフセンター(東京都足立区)は営業時間を6時~17時30分に短縮。計画停電の実施地域に含まれているため、停電中はオートティアップが使えず、休業になる。
「日曜日は混むが、平日はさっぱり。営業時間が半分以下になったので、お客さんも半減以下。2~3割くらい」(支配人)
ハンズゴルフクラブ(神奈川県横浜市)は通常より2時間短縮して7時~22時の営業。震災発生直後は、ガソリン不足の影響で車での来場者が減ったことと、自粛ムードでほとんど客が入らず閑古鳥が鳴いている状態だったが、ここにきて戻りつつあるという。
ニューゴルフプラザ幕張(千葉県千葉市)は3月20日から営業を再開したが、来場者は普段の半分程度となっている。
ゴルファーが以前のように練習場に行くようになるまで、もう少し時間がかかりそうだ。
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