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週刊ゴルフダイジェスト 4/26号
2011/4/18更新

ゴルファー、プロ、ゴルフ場…
広がる被災地支援活動の輪(1)


LPGAは「心をひとつに」をスローガンに、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の全国5カ所で募金を行った。福岡では古閑美保、北田瑠衣、佐伯三貴、飯島茜ら19人の女子プロが参加し、58万6960円を集めた

 マスターズ開催コースのオーガスタナショナルGCで行われた世界各国ツアー代表者による会議で、米ツアーが中心となって義援金を募り、東日本大震災の被災地に送ることが決まった。日本のみならず、世界の支援活動の輪は、時間が経つごとに広がりつつある。

 日本ゴルフ協会(JGA)、日本プロゴルフ協会(PGA)など20団体は、「グリーンティーチャリティー」の名で、一致団結した支援活動に取り組む。スローガンは「日本のゴルフが、日本のチカラに」で、JGA、PGA、JGTO、LPGAの本年度開催試合すべてをチャリティトーナメントとし、チャリティグッズの販売や募金箱の設置、義援金を募るなどして50億円の義援金を目指す。

 LPGAは義援金500万円とは別に、全日本小学生ゴルフトーナメント決勝大会が毎年行われている福島県双葉郡富岡町に見舞金300万円を寄付した。中部地方を活動の拠点にしている中部女子プロゴルフ会(森口祐子会長)は、100万を中日新聞社会事業団に寄付。JGTOは、主管の競技の賞金から約1億7000万、同機構側の約3000万を加えた2億円の義援金を送ることを決定した。


日米ツアーのメジャー大会の賞金全額を寄付すると表明した宮里美香

 3月26日(土)に神戸で募金活動を行ったのは、福嶋晃子、浩子姉妹、諸見里しのぶ、川原由維ら。同日、別府扇山GC(大分県)では飯島茜からの申し出により「飯島茜プロ東日本大震災緊急支援チャリティーゴルフ大会」が開催され、参加費やサインボールの売上などを義援金とした。

 青木功は、3月30日(水)に宮城県気仙沼市で支援活動を行う元関脇貴闘力の鎌刈忠茂のもとへ、宮城県仙台市出身の元メジャーリーガー佐々木主浩・加奈子夫妻とともに、往復13時間かけて日帰りで訪問。一行は気仙沼小学校で被災者たちに鎌刈氏特製のちゃんこ3000食を振る舞った。

 同日、深堀圭一郎は静岡県浜松市役所で5月に行われる「とおとうみ浜松オープン」の運営スタッフ、横尾要らとともに募金活動に参加し、正午から1時間の活動で23万6781円の復興支援金を集めた。さらに4月2日(土)に都内の百貨店で行われたチャリティトークショーで、明大ゴルフ部の後輩で、現在は盛岡市内で室内ゴルフスタジオを主宰している金谷嶺孝が立ち上げた「岩手復興エイド(援助)基金」への協力を表明した。盛岡市内で両親が菓子製造業を営むなどゆかりの深い岩手復興へ向け、被災地入りなどを含めた、長いスパンでの活動を視野に入れている。


東尾の呼びかけで男女プロ38人、タレントの石田純一らが集まりチャリティレッスン会を行った

 桑原克典主催のチャリティコンペが3月31日(木)、各務原CC(岐阜県)で開催され、計187万6287円が岐阜新聞岐阜放送社会事業団に寄託された。桑原はツアー賞金の10パーセントを義援金として寄付することを表明している。

 4月1日(金)、静岡県プロゴルフ選手権大会が朝霧ジャンボリーGCで行われ、賞金の一部と合わせて195万5297円を義援金として送った。

 同日の午後5時半から、六本木ヒルズでJGTO代表メンバーの街頭募金が行われた。選手会長の宮本勝昌のほか、青木功、中嶋常幸、東北福祉大出身の谷原秀人の4人が参加。募金した人にはボールやクリアファイルにサインしてプレゼント。行列ができ、1時間弱で65万1767円が集まった。

 
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