週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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ゴルファー、プロ、ゴルフ場…
広がる被災地支援活動の輪（2）

過去７回賞金女王に輝いた台湾出身のN阿玉は1000万円を寄付

　マスターズ開催コースのオーガスタナショナルGCで行われた世界各国ツアー代表者による会議で、米ツアーが中心となって義援金を募り、東日本大震災の被災地に送ることが決まった。日本のみならず、世界の支援活動の輪は、時間が経つごとに広がりつつある。

　LPGAメンバーによる募金活動は４月３日（日）午後１時～３時に東京、名古屋、大阪、広島、博多の５会場同時に行われた。参加女子プロは130人以上。合計で337万9942円が集まった。

　また、４月３日（日）午前9時～午後1時には、スイング碑文谷（目黒区）でチャリティレッスン会が開催された。東尾理子の呼びかけで、青木功、片山晋呉、深堀圭一郎、倉本昌弘、諸見里しのぶらが集結。東尾の夫でタレントの石田純一、父の修氏も参加した。

六本木ヒルズで行われたJGTO代表メンバーによる街頭募金。65万1767円が集まった

　川原由維のチャリティコンペ「茨城県は大丈夫ですよ～風評被害を吹っ飛ばせ～キャンペーン」は、4月25日（月）にアスレチックGC（茨城県）で開催予定。被災地域の東北プロゴルフ会では、5月12日（木）に天童CC（山形県）で東北在住のプロたちによるチャリティコンペを行う。その後、秋田、青森でも開催する予定だ。

兵庫県ゴルフ連盟では1ラウンド100円の募金活動を行っている。
「阪神大震災の経験から、震災後すぐに動き始めて告知ポスターを作成し、各ゴルフ場に配りました」（六甲国際GCの支配人臼井さん）
ポイントは無理せず継続的に参加できるところだろう。プレーフィに100円上乗せする形だが、拒否する人はいまのところいないという。4月1日～11月30日までのトップシーズンを通して実施する。

　すでにアメリカではPGAのサイト上で日本への寄付金を募集しているが、ツアーでの支援活動の動きも出てきている。震災直後に行われたRRドネリーファウンダーズに続き、宮里藍、宮里美香、有村智恵、上田桃子らが出場したクラフトナビスコでもチャリティ企画が行われた。

　これは、「Finish Strong For Japan」と題し、17番、18番ホールでのバーディ１個につき100ドル、イーグル1個につき500ドルを日本への義援金にするというもの。第3ラウンドまでの総額で8400ドル（約70万円）となった。

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　また、宮里美香は今季出場する日米両ツアーのメジャー大会での賞金全額を寄付することを表明している。そのほか、韓国のアン・ソンジュと台湾のト（さんずいに余）阿玉はそれぞれ1000万円を寄付した。

　一部では、プレー自粛ムードも漂っているが、ゴルファーだからできることもある。我々ゴルファーは、ゴルフを通して支援活動に参加しよう。

　
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