開催か否かで注目を集めた男子ツアーの開幕戦、東建ホームメイトカップ。蓋を開けてみると、初日のギャラリー数は、開幕戦の初日としては、記録として残る1994年以降最多の6103人に。4日間では4万1527人にのぼった。
大会開催までにいろいろな議論を重ね、「予選ラウンドを無料にして、出場選手自らがギャラリーに募金を呼びかける」、「決勝ラウンドの観戦チケットの全収益を被災地に寄付する」など、復興支援を前面に押し出してスタートしたこの大会。
2日目以降もその人気は衰えることなく、最終日には、過去5年間の1日最多ギャラリー数を上回る1万9021人(これまでの記録は2009年の三井住友VISA太平洋マスターズの1万8356人)を記録した。
これだけ開幕戦が盛り上がったのは、「復興支援が多くの人の理解を得られたからだろう」と大会関係者は見る。また、マスターズでの石川遼、松山英樹らの活躍により、ゴルフへの関心が高まったことも大きな理由のひとつだと指摘する人も多い。
肝心の試合も、片山晋呉、石川遼という新旧の賞金王と、ツアー3勝の高山忠洋が激しいデッドヒートを繰り広げるという白熱した展開になった開幕戦。日本ゴルフツアー機構(JGTO)、選手会とも、試合後、「これからもできるだけ復興支援に励みたい」と語っていたが、プロたちにはプレーでも大いにはりきって、今後の大会も盛り上げてもらいたい。
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