ドライバーの力を借りて飛ばすのは当たり前、今や“靴で飛ばす”時代――? ヨネックスと、ブリヂストンスポーツから飛距離アップを意識した靴が新発売される。両方に共通する特徴は左右非対称の鋲だ。
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ヨネックスの「パワークッション」は、同社の従来品と比べ7N3飛距離アップしたとか
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ヨネックスは、スウィング時の体や足の動きなどを研究。左右異なる鋲配置にすることでエネルギーロスを軽減、効率よくボールに伝える「アシンメトリーパワーグリップソール」を開発した。石川遼もすでに着用しており、好評だという。
ブリヂストンスポーツは、2005年から左右非対称スパイクを発売しており、今回は骨盤コントロールによる回転運動理論を取り入れた4代目モデルを発表。ソールのほか、アッパーにも左右非対称のデザインを採用し、体重移動が視覚的にもイメージしやすいようにした。もちろん、スウィング時だけでなく、「18ホール歩くことも考慮しています」(同社広報部)。アッパーを薄くしたりパーツを少なくするなどの工夫で、非対称でも歩きやすくしているという。
本誌の試打などでおなじみの堀越良和プロは“左右非対称の靴で飛ばす”ことについて「アリでしょう。下半身が安定して体重移動がうまくいけば、可能性十分」。しかし、この靴はいずれも右利きのバランスで開発されたもの。左利きが履いても問題はないけど、効果は期待できないのでご注意を。
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