東日本大震災から2カ月が経過したが、プロたちは継続的な支援に取り組んでいる。
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三郷市の避難所を訪れた石川遼。絵本やゲームなどを持参し、子どもたちと交流も
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女子のサロンパスカップでは、日本女子プロ協会が大会期間中、フォトオークションを開催。入札額合計62万8800円が被災地に届けられた。また、大会特別協賛社の久光製薬が、ギャラリーイベントの売上金から必要経費を除いた全額を義援金として茨城県に寄付。さらに、大会初日には有村、横峯らが、風評被害があった茨城県産の野菜をギャラリーの前で試食。その安全性を訴えた。
青木功らが発起人となって開催しているザ・レジェンド・チャリティプロアマでは、選手の賞金の10%と入場料収入、チャリティ販売収入の計約3,000万円が震災孤児を支援する基金に寄付された。
個人としての動きも活発で、仙台市出身で実家が被災した岩田寛は、中日クラウンズで「まけるな日本」のワッペンをつけて登場。開幕前に義援金500万円を寄付したほか、2日目は首位に立つなど、プレーで被災地を勇気づけた。
サロンパスカップで一時帰国した宮里藍は、3月下旬から、宮里美香や上田桃子らとともに基金を立ち上げ、米ツアーで「まけるな日本」のバッジをつけて義援金協力を呼びかけている。また、兄、聖志、優作とともに日本赤十字社などに2,000万円を寄付していたことも関係者が明かした。現在、被災地の慰問も検討しているという。
東北福祉大出身の佐伯三貴は、西陣レディスからバーディ基金を設立。バーディ1個につき1万円、イーグル1個で5万円を寄付する。石川遼もゴールデンウィーク中、埼玉県三郷市へ避難している被災者(主に福島県広野町の住民)を慰問。東尾理子は、夫の石田純一、父の東尾修らとともに、岩手県陸前高田市の避難所などを訪問した。
外国人選手からの支援も相次いでおり、サイバーエージェントで2位になったシン・ジエは、2位の賞金616万円を全額寄付。サロンパスカップでモーガン・プレッセルは日の丸と希望の文字を刺繍したポロシャツを着用、支援をアピールした。
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