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とおとうみ=遠江。行ったらうなぎも食べたいな
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5月19日(木)から行われる男子ツアーの第5戦、「とおとうみ浜松オープン」。その大会名を見て、「何か変」と思った人も多いはず。何が変かというと、通常のトーナメントには必ず頭についている企業名が、この大会に限っては見当たらないからだ。
なぜ、冠の企業名がないのか。その理由は、そもそもこの大会が、地元の人たちが中心になって開催される市民参加型のトーナメントだからだ。要は地元のお祭り的なイベントとしてゴルフトーナメントをやってしまおうということなのだ。
そうはいっても、賞金総額1億円(優勝賞金2,000万円)の大会をやるには相当経費もかかるはず。地元企業の協力やチケット代でまかなうのも大変そうだが……。
「大会をやることで、地元の経済が活性化するし、浜松、浜名湖の知名度も上がる。また、多くの人が集まることで、経済効果も期待できる。採算が取れるかどうかはわかりませんが、まずはチャレンジあるのみです」(事務局・今西圭さん)
大会期間中は、地元の物産を販売したり、地元グルメを紹介するなど、浜松を大いにアピール。また、来場者のためのイベントも数多く開催するという。震災の影響で開催も危ぶまれたが、1,000万円を復興支援金として寄付するほか、賞金と運営費を除いた大会収益を全額寄付するということで、大会を決行することに。
明るい話題が少ないいまこそ、こういった新しいチャレンジを応援したい。
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