プロ入り以来、1バーディにつき1万円(イーグルは2万円)を積み立ててジュニア関連団体へ寄付をしてきた石川遼が、ジュニア大会を主催し、本格的にジュニアゴルファー育成へ乗り出す。
この春、正式に認可を受けた石川遼が主催するジュニアゴルファー育成のためのNPO法人が、その活動の第一弾として8月上旬にジュニア大会を開催することが明らかになった。
大会は4日間で行われ、中高・男女それぞれ40人と小学生男女20人ずつ程度が参加する大規模なものを目指している。最終的にマッチプレーで優勝者が決定する競技形式を予定しているが、参加者全員が4日間プレーできる形式も取り入れるなど、ユニークなものになるらしい。
詳細は検討中とのことで、6月ぐらいをメドに参加者募集も含め発表するとしている。会場は、石川が子どものころ、青山薫のジュニアレッスン会を受けた思い出の地でもあるロイヤルメドウGC(栃木県)。計画では、被災地の参加者にも負担にならないよう、参加費、宿泊費を無料にする方針という。
また、「できれば優勝した男女1名ずつに奨学金を出せればとも考えています」(NPO事務局)というが、参加費等の主催者負担も含めて、アマチュア規定とのすり合わせなどもあり、これも現在検討課題になっている。将来のゴルフ界のためにも、ぜひ成功させてほしいものだ。
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