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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/7号
2011/5/30更新

あきれたポールターの「早起きしたくない」から慌ててプレーに
「マナー違反!」とミラーがかみついた

 米ツアーでここ数年、問題になっているのがスロープレー。そのために日没サスペンデッドが頻発していると言われる。そんななか、プレーヤーズ選手権で誰もが目を見張り、笑いすら誘った超ファストプレーの場面があった。


ポールターはジョンソンのホールアウトを見届けず駆け足で18番へ向かったが、規則上のペナルティはない

 米ツアーでは以前からスロープレーの改善を求める声が多い。スロープレーヤーとしてとりわけ有名なのがベン・クレーンとケビン・ナ。また、4月のチューリッヒクラシックでショーン・オヘアがロリー・サバティーニと激しい口論を演じたが、その背景にもオヘアのスロープレーがあったと言われる。

 ところが、プレーヤーズ選手権の3日目、珍妙なファストプレーが見られた。ダスティン・ジョンソンと回るイアン・ポールターがアイランドグリーンで有名な17番でティショットを放つと、グリーンまでを猛ダッシュ。自らピンを抜き、2パットでパー。

 そのままジョンソンを置き去りにして18番ティへ。そして、着くやいなや、打順を無視(17番でジョンソンはバーディ)、前の組(フィル・ミケルソンとマーティン・レアード)が2打目を打つ前にティショットを放つファストプレーを展開したのだ。

 これは日没サスペンデッドの合図が迫っていたためで、その前に18番のティショットに入っていたかったから(合図時のプレー中のホールはホールアウト可となる)。

 この振る舞いにテレビ解説のジョニー・ミラーは「マナー違反だ」と厳しく非難したが、ポールターは「こっちの身にもなってくれ」と反論。最後に「目覚ましの時間が5時15分になるところが10時で良くなった」と締めくくった。

 また、ミケルソンとの間では、18番では彼らの第2打を待たずに打たせてもらう了解を事前に得ていたというのだが……。

 
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