米ツアーでここ数年、問題になっているのがスロープレー。そのために日没サスペンデッドが頻発していると言われる。そんななか、プレーヤーズ選手権で誰もが目を見張り、笑いすら誘った超ファストプレーの場面があった。
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ポールターはジョンソンのホールアウトを見届けず駆け足で18番へ向かったが、規則上のペナルティはない
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米ツアーでは以前からスロープレーの改善を求める声が多い。スロープレーヤーとしてとりわけ有名なのがベン・クレーンとケビン・ナ。また、4月のチューリッヒクラシックでショーン・オヘアがロリー・サバティーニと激しい口論を演じたが、その背景にもオヘアのスロープレーがあったと言われる。
ところが、プレーヤーズ選手権の3日目、珍妙なファストプレーが見られた。ダスティン・ジョンソンと回るイアン・ポールターがアイランドグリーンで有名な17番でティショットを放つと、グリーンまでを猛ダッシュ。自らピンを抜き、2パットでパー。
そのままジョンソンを置き去りにして18番ティへ。そして、着くやいなや、打順を無視(17番でジョンソンはバーディ)、前の組(フィル・ミケルソンとマーティン・レアード)が2打目を打つ前にティショットを放つファストプレーを展開したのだ。
これは日没サスペンデッドの合図が迫っていたためで、その前に18番のティショットに入っていたかったから(合図時のプレー中のホールはホールアウト可となる)。
この振る舞いにテレビ解説のジョニー・ミラーは「マナー違反だ」と厳しく非難したが、ポールターは「こっちの身にもなってくれ」と反論。最後に「目覚ましの時間が5時15分になるところが10時で良くなった」と締めくくった。
また、ミケルソンとの間では、18番では彼らの第2打を待たずに打たせてもらう了解を事前に得ていたというのだが……。
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