東北福祉大出身の佐伯三貴がフンドーキンレディースでツアー3勝目を挙げた。「被災した東北のために勝ちたい」という思いが通じたのだろう。加えて彼女が今季好調を維持しているかげには、用品・用具の思い切ったスイッチが少なからず影響していそうだ。
グリップはシーズン初めからフェリーチェカラーグリップ。ちょっと聞きなれないブランドだが、それもそのはず。広島で車の内装を手がける会社(シャルル)が昨秋開発したばかりのモデルだ。
樹脂製で表面には複雑なパターンが配されている。これによって摩擦係数が上がるため、滑りにくいというもの。実際、佐伯も「雨の日のショットでも全然滑らないので安心」という。
グリップはフェリーチェカラーグリップ
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同じ大会で最終日に追い上げて2位に入った北田瑠衣も使っていたから、フェリーチェのグリップのワンツーフィニッシュだ。女子ツアーでは他に福嶋晃子も使用している。
佐伯はまた、ボールもツアーステージX2-jDに替えた。しかも替えたのは5月末のサイバーエージェントレディスの最中で、これが功を奏したのか最終日には66をマークして3位タイ。その後、次週は2位タイ、そして今回の優勝と好調をキープ。
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ボールはBSのツアーステージX-jD
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X2-jDは飛距離系のアスリート向けウレタンカバーボールだが、彼女が特に気に入っているのは「パットのタッチとフィーリングがよくなった」点だという。今季の佐伯から目が離せない。
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