5月26日(木)、27日(金)東日本大震災の被災地でもある栗駒GC(岩手県)で東北女子アマが無事、行われた。
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優勝した東北福祉大1年の佐藤絵美(19)
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歴代優勝者には宮里藍(01年)有村智恵(03、04年)らが名を連ね、昨年、連覇を果たした酒井美紀が、そのまま日本女子アマでも勝ったことでもわかるように実力者が揃う歴史ある大会だが、震災後は中止になりそうなムードも漂っていた。
栗駒GCは池の周りやクラブハウスに亀裂が入るなどしたが、コースそのものは無事。だが、自粛ムードに襲われた。それでも、主催の東北ゴルフ連盟が 「(10位までの者に出場資格がある)日本女子アマへの道を閉ざしたくないし、競技を行うとゴルフ場に人が来る。ゴルフ業界にも活性化が必要」と開催を決断。78人が出場して大会は白熱した。
だが92人と特に参加者が多かった昨年に比べれば少ない。やはり被害の大きかった宮城県や、原発問題に現在も苦しむ福島県からの出場者は少なめだった。
とくに困難だったのは宿舎の確保。復旧隊やボランティアの宿泊でホテルがいっぱいというなか、主催者が手をつくした。
今週(7~10日)の東北アマも、夏泊GL(青森県)で開催される。504人が参加した予選も、6県で無事、行われた。実は福島県予選は中止になりそうだったが、選手の声を聞き入れて開催された。
イベントの開催は、復旧、復興に励む東北の人たちにも元気を与えているようだ。
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