先頃、弊社主催のニューモデル試打会が行われたが、これを見るとゴルファーが今もっとも関心を寄せているクラブは何かがよくわかる。お客がまばらな打席もあった一方、順番待ちの列ができていたのがブリヂストンスポーツのファイズの打席だった。
こうした関心の高さを裏付けるかのように、5月のドライバーシリーズ別売れ筋ランキングでもファイズがゼクシオシリーズを抜いて2位に。“白ブーム”で若いゴルファー中心に人気を集めているテーラーメイドのR11を猛追している。
やはり「気持ちよく振れる、したがって飛ぶ」という感性に訴えたところが受けたのか、 「自分で調整できることを売りにしたドライバーが多いなか、面倒なことはせずに、買ってそのまま使えて、しかも気持ちよく振れる。このあたりが人気の要因でしょうね」とは、量販店のスタッフの話。
一方、ファイズとは価格も同じ(8万4000円)で、ターゲットも重なるのがSRIスポーツのゼクシオ。ファイズに抜かれた形だが、来年はゼクシオのモデルチェンジの年であり、対決に注目が集まるのは確か。
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