今シーズンは開幕からパッティングに悩まされ続けてきた今田竜二。深刻さを象徴するかのようにパターを取っ替え引っ替えしてきたが、6本目のパターにしてようやく浮上のきっかけをつかんだ。
以前使っていた『ブルズアイ』を再登板させたのはクラウンプラザインビテーショナル(5月19日~22日/コロニアルCC)。この試合はカットラインに1打及ばず予選落ちしたものの、翌週のバイロンネルソン選手権(5月26日~29日/TPCフォーシーズンズリゾート)では、最終日最終ホールまで優勝を争った末、トップと1打差の今季最高順位となる3位タイ。翌週のメモリアルトーナメント(6月2日~5日/ミュアフィールドビレッジ)最終日を次につながる4バーディで締めると、セントジュードクラシック(6月9日~12日/TPCサウスウインド)でも最終日5バーディ(1ボギー)の猛チャージを見せ、再び3位タイでフィニッシュした。
今田の『ブルズアイ』はスコッティ・キャメロンが手がけたものだが、原型は1940年代に登場した『アクシネットブルズアイ』。当時、T字型のパターはよく入る、すなわち賞金が稼げることから「キャッシュイン」と称されたが、今田もこのパターに戻し始めた4試合で賞金獲得総額を87万ドル強まで伸ばし、来季のシード権をほぼ手中に収めた。
次は好調の余勢を駆って11月誕生予定の第一子に3年振りの2勝目をプレゼントしたいところだ。
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