全米Vのローリー・マクロイのスコアは4日間で268(パー71)の16アンダー。「全米オープンにしては簡単すぎではないか」という声が噴出した。
それまでの最少ストロークは2000年にタイガー・ウッズが記録した12アンダー。コングレッショナルで開催された今大会は、4日ではなく、3日目途中でマクロイがあっさりタイガーのロースコアを打ち破り、最終的には20人がアンダーパーを記録。全米オープンといえば「オーバーパー続出大会」というイメージが強いだけに、「簡単すぎる」という非難の声が上がったのだ。
3日目終了後にはUSGA(全米ゴルフ協会)が急きょ、異例の記者会見を行った。 「スコアは結果にすぎない。だから(スコアを抑えるために)飛距離を長くしたり、コースをタフにしたり、戦略的に難しくしたりすることはない。ただ暑さでラフが伸びず、大会直前にはサンダーストームの影響でグリーンが軟らかくなったのは事実だが」(USGA)
マクロイの圧勝劇も迫力があったが、ちょっとサディスティックな全米オープンのほうが、玄人受けするのも確かなようで。
【関連記事】
2011/ 7/ 5 全米オープンチケット下落! 原因はタイガー欠場と米国選手の弱さ
2011/ 6/ 7 準メジャー欠場を非難されたマクロイが反論「僕、間違ってる?」
2010/12/ 7 マクロイに続け!欧州トッププロに米ツアーは人気なし
2010/10/19「オーラはもうない」タイガー vs マクロイ、ライダーカップは場外乱闘
2010/11/30「アメリカは金ばかり」悪童マクロイ、撤退発言の波紋
2011/ 6/21 人気者の証、セレブランキングでタイガー6位に
2011/ 6/ 7 古傷の左ひざ痛が再発剣ヶ峰、36歳タイガーは復活できるのか
|