週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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出場者の平均は17歳。
日本の女子アマは超「若年化社会」！

　今年の日本女子アマは17歳の比嘉真美子(沖縄県立本部高3年)が優勝した。出場者全員の平均年齢は17.88歳。女子アマチュア界は若年化が加速している。

03年の出場者の平均年齢は24歳。50代の出場者は7人、30代以上は34人もいた。しかし、今年は30代、40代、50代がともに2人ずつ。平均も18歳を切り、「ジュニアの年齢」になった。こうしてみると日本最高峰の女子アマチュアの大会は、まるで日本ジュニア選手権のようだ。実際、調べてみると、出場選手のジュニアゴルファーの割合は66パーセントにものぼる。

やはり宮里藍の登場がジュニアゴルファーのレベルを上げたのだろう。女子ツアーのミヤギテレビ杯で、03年に宮里がアマチュア優勝して以来、ジュニアゴルファーの数が急増したのだ。

同時に子どもたちがゴルフをする環境も改善されていった。ジュニアのプレー料金は下がり、大会も数多く行われるようになった。そうした環境の改善もジュニアゴルファーのレベルアップに拍車をかけた。

これからも日本女子アマの平均年齢は下がり続けるのだろうか。5年後の16年には、ゴルフが正式競技になるリオデジャネイロ五輪がある。優勝した比嘉も「出場したい」というオリンピック。現在、小、中学生のゴルファーのやる気を一層刺激し、今後、さらなる女子アマの低年齢化が進むかもしれない。

　
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