ミズノオープンは大会名に「全英への道」とあるように、全英オープンの日本予選も兼ねていた。有資格者を除く上位4人に出場権が与えられるのだが、今年はその枠が外国選手に独占されてしまった。
振り返れば、この大会からは昨年はルーキーの薗田峻輔が、一昨年は石川遼が優勝して全英の切符をゲットした。また、一昨年は3位で出場権を得た久保谷健一が、本番で予選ラウンドを4位で通過。見せ場を作った。
ところが今年、出場資格が与えれる上位4人に入ったのは優勝のファン・ジュンゴンのほか、べ・サンムン(ともに韓国)、ブラッド・ケネディ(豪州)、プラヤド・マークセン(タイ)といずれも外国勢。そのため、一部関係者からは「日本予選にもかかわらず、日本人選手が出場権を獲得できないとあれば、この大会に与えられる出場枠が問題視される可能性もある」といった声があがった。
今年5月の全米オープンの日本最終予選会でも、上位4人に入って出場権を得た日本人選手は久保谷のみ。全米については来年から世界ランキングからの出場枠が50人から60人に増え、予選会の枠は狭まる予定だ。メジャー予選会での日本人選手の奮起が望まれる。
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