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楽天三木谷会長が買収した水上高原GC
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楽天グループを率いる三木谷浩史氏が、このほど群馬県にあるリゾートコース、水上高原GCを買収したことがわかった。
同GCはスキー場、ホテルなどを併設し、米国大手金融のシティグループが経営していた。それを三木谷氏の資産管理会社、クリムゾングループが買収したのだ。
オーナー社長のゴルフ場買収といえば、昨年3月、ユニクロの柳井正氏が米男子ツアーの開幕戦が行われるハワイ・マウイ島の名門、カパルア・プランテーションコースを買収して話題になった。
かつて、堀江貴文・元ライブドア社長は「ゴルフ場を買収しても儲からないから興味がない」と話していたが、柳井氏の場合は大のゴルフ好きであり、円高で買い得、資産拡大という目的だったのでは、と推測された。
三木谷氏のケースについて楽天に聞いてみると、ノーコメントだったが、クリムゾングループはサッカーのヴィッセル神戸、野球の東北楽天ゴールデンイーグルスを傘下におさめている。ここにゴルフを加え、日本の3大スポーツを席捲するもくろみでもあるのだろうか。
「水上高原には住宅地にも転用できる用地がかなりあって、それも視野に入っているのでは……」とはある消息通。
オーナー社長のゴルフ場買収といえば、ホンダ創業者の本田宗一郎氏がさきがけだろう。個人資産でハワイのパールCC買収を決めたとき、「儲けるな。収支はトントンでよろし。地域貢献が第一だよ」と話した。現代の名物オーナーはこの言葉をどう聞く?
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