バッバ・ワトソンといえば明るいキャラクターで、米ツアーでも屈指の人気者。その彼が先日、初の欧州ツアー挑戦となったフレンチオープンでフランスのみならず全欧州の不興を買う振る舞いを演じてしまった。
ワトソンは同大会に出場するにあたり、「以前からフランスに来たかった。そして異文化、異なるツアー、異なるゴルフ環境を経験したいと思っていた」と公式コメント。ところが直前の記者会見ではエッフェル塔を「あの大きなタワー」というように──彼流のジョークかも──フランスのシンボルの名称すら言えなかった。
そこから周囲とのギクシャクが始まると、プロアマ戦でテレビ局が写真撮影をお願いするも「マネジャーを通して!」とピシャリ。大会が用意したホテルから会場までの移動車に他選手との同乗を頼まれても拒否。そして、初日終了後に「もう欧州でプレーすることはないだろう。早く自宅に帰りたい!」とプッツン。欧州ツアーでは観客規制が緩く、携帯電話やカメラで再三プレーを邪魔されたことが、この発言につながったようだ。
しかし、こうした言動にフランスのメディアやファンだけでなく、全欧州、はては米ツアー選手からも非難の声が挙がった。もちろんワトソンはすぐに謝罪したが、騒動の影響もあって初日74、2日目74で予選落ち。
さて今週の全英オープンで英国のゴルフファンは彼をどのように迎え入れるのだろうか。
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