全米女子オープンでも韓国勢の強さが際立った。今に始まったことではないが、その強さ、台頭ぶりをちょっと数字で検証してみよう。
まずはその全米女子の歴代優勝者の顔ぶれを見ると――。
嚆矢は1998年のパク・セリ。それから少し間が開くが、05年バーディ・キム、08年パク・インビ、09年ジ・ウンヒ、そして今年のユ・ソヨンと目白押し。14年間で5人の韓国人が優勝している。
では今年の女子世界ランキングベスト100(7月9日現在)を見ると、100人のうち韓国が36人、日本が23人、米国が15人。米国の凋落が見てとれる。
ベスト50を見れば韓国優勢が顕著だ。50人中、韓国は18人で金メダル。日本は10人で銀メダル、米国は8人で銅。以下豪州3人、スウェーデン3人、スペイン2人と続く。
昨年の米女子ツアー賞金ランキングを見ても、ベスト10のうち1位チェ・ナヨン、2位シン・ジエを含む4人の韓国人が入っている(日本人は1人、米国人3人)。
この傾向は日本女子ツアーでも同じ。賞金ランク50位のなかで1位アン・ソンジュ、3位イ・チヒを含む19人の韓国人プロがランク入り。
日米両国とも韓国勢に圧倒されっぱなしということが、これらの数字を見れば一目瞭然。
韓国がなぜこんなに強くなったかという分析は、何度か週刊ゴルフダイジェスト誌でもおこなったので、ここでは省くが、韓国が強くなるにしたがって米女子ツアー人気は下降気味。今季は10月に韓国内で1試合だけ米ツアー、ハナバンクチャンピオンシップが開催されるが、焼け石に水?
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