全米女子オープン連覇を含むツアー34勝、3度の賞金女王に輝く往年の名選手ベッツィー・キングが先の全米女子オープンの予選会を突破し、本選出場を果たした。殿堂入りの55歳が、なぜいま、メジャー挑戦を決意したか――。
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チャレンジ精神はお見事!ゴーゴー、ベッツィー
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昔から熱心なクリスチャンだった彼女は近年アフリカの窮状を救うためのチャリティ活動に熱心に取り組み「もう競技には未練はない」と語っていた。
しかしある日ふと「プロになって初めてプレーしたのが77年の全米女子オープン。ゴルファー人生最後の試合を同じ試合で締めくくるのも悪くないのでは?」とひらめき「レジェンズツアー(女子シニアツアー)の練習になれば」と軽い気持ちで予選会にエントリー。すると「思ってもいなかったような好プレーで」本選への切符を手にして本人もびっくり!
肝心の試合では36ホールでわずか1つしかバーディを奪えず、18オーバー(832・77)で予選落ち。出場156人中145位に終わった。 「10代の子たちが本当によく球を飛ばすので驚きました。このコース(ブロードモア)は95年に3位タイに入っていますが、当時とは選手のレベルが違う。5番アイアンで200ヤード飛ばす時代が来たんですね」としみじみ語ったキング。結果はどうあれ、55歳の挑戦にギャラリーは惜しみない拍手をおくった。
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