フランスで開催されたエビアンマスターズが2013年から米女子ツアー第5のメジャー競技になることが発表された。この変更には一部で疑問の声も上がっているが、日本人選手にも少なからぬ影響がありそうだ。
この発表は20日、米女子ツアーのマイケル・ワンコミッショナーや大会側役員に加え、ヤニ・ツェン、カリー・ウェブなどの有力選手が列席して行われた。その内容は、同大会は13年に「エビアンチャンピオンシップ」の名称で、開催時期も9月第2週(13年は9月12日~15日)に移動し、米女子ツアーの5番目のメジャーとして開催されるというもの。
背景には米女子ツアーの規模が縮小(今年は24試合)するなか、安定した大スポンサーを確保したいという狙いがあるようだ。そのためアジア開催競技のひとつを6番目のメジャーにするのでは、という観測もある。
だが、一方でメジャーの価値が薄まるとの声も。確かに、24試合中5試合がメジャーというのは多い。問題はまだある。日程が「日本女子プロ」と重なるのである。そのため、今年17人も出場した日本人選手の出場は難しくなる。 「9月は空き週もありませんから、現状、こちらが日程を変えることはないと思います」(日本女子プロゴルフ協会)
新たなメジャーは2年後、さまざまな問題を抱えながらの船出となりそうだ。
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