好きな選手の直筆サイン入りボールを求める気持ちはわかる。だが、たとえそれが石川遼のであっても10万円の高額で売買とは……。
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ボールにサインを書くのは意外に難しい。苦労してサインしたはずなのにそれが売られてしまうとは
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先日、石川遼が実際に使用したボールに、本人がサインを加えたものが、ネットのオークションサイトで落札された。
10万円という驚きの高値で落札された遼ボールは、ニューヨークを基点に有名スポーツ選手の直筆サイン入りグッズや使用用具を販売しているグッドアイスポーツ社が日本のネットオークションに出品したもの。
説明では、米ツアーに従事する人が今年3月のアーノルド・パーマー招待で、直接石川から使用したボールにサインしてもらったものという。しかも、全米一のサイン鑑定サービス社であるPSA/DNA社のホログラム入りの鑑定書が添えられた。
そのため、1週間で171件もの入札があり、最後は10万円ちょうどで落札された。
サインボールには偽物が多いといわれる。だから、逆に鑑定書があるボールなら思い切った金額を提示するファンが少なくないということだろうか。
一方でこれだけの高値がつくと、商売目的で石川にサインを求める輩が出かねない。タイガー・ウッズがサインを渋るのも、同様の理由からといわれる。
ジュニアのころ、日本オープンでジャンボ尾崎からサインをもらって、プロゴルファーに憧れた石川も、今後は、気安くサインをする気持ちになれないかもしれない。
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