週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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外国語わからず？
キンクミがフランスでおバカな3打罰

フジサンケイで初勝利したキンクミ。外国語も頑張れ！

　優勝した宮里藍はじめ、エビアンマスターズでは日本選手が大活躍したが、唯一ミソをつけたのはプロとしての初の海外遠征となった、キンクミこと金田久美子だった。

　初日、大会は天候不順のために「フェアウェイ、グリーンのカラーは、ボールを拭いてリプレースして打っていい」とのローカルルールが適用されていた。ところが金田はどう誤解したのか、2番ホールでラフのボールを拾い上げ、拭いた上に、元に戻さず打ってしまい、拾い上げの1打罰、リプレースしなかったので1打罰、計2打罰をくらってしまったのだ。

　指摘されたのは3番で、その時すでに、ボールを拾い上げていたので、これまた1打罰の合計3打罰のお粗末劇を演じてしまった。

「知らないではすまされませんよ。大会でのローカルルールは必ず掲示されるし、スタート前にも競技委員から念押しされますから。そもそも競技前に必ずローカルルールを一読しておくのは競技ゴルフの常識中の常識ですよ」とはある名門コースの競技委員。

　ローカルルールはゼネラルルールに優先し、しかもその時々の事情で変わっていくので、常にチェックが必要。これはアマチュアでも同じこと。

　よくあるのは、コースのスコアカードに書いてあるローカルルールが、競技になると違ってくること。例えば、グリーンのカラーにあるボールは通常のラウンドではパターでしか打てないと、スコアカードの裏に書かれてあるのがほとんど。しかし同じコースでも試合になると、ゼネラルルールに準ずるという大会の「ローカルルール」になってしまうのが大半。

　ジュニア時代から数多くの競技に出ているキンクミがそれを知らないわけはない。となると、原因は言葉がわからなかったことかもしれない。

　
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