この季節、ゴルフ場で余儀なくされるのが虫さされとの戦い。特に暑さを避けて行く、高原のゴルフ場にはブヨなどの“強敵”も。ショットに集中したいゴルファーのために、効果的な虫よけ対策を調べてみた。
ベテランゴルファーやキャディさんの声を聞くと、メントール系の評価が高かった。 「ハッカ油が効く。水9にハッカ油1のハッカ水が効果的です」「エアーサロンパスがいい。筋肉疲労と合わせて一石二鳥です。薬局でも勧められました」「ペパーミントが効きます。ハッカと同じでしょ」
多くのゴルファーやキャディが実践するメントール系、ハッカ油による虫よけ。ところが病害動物分野で、虫に詳しい長崎大学熱帯医学研究所の川田均准教授に聞くと、ハッカを凌ぐ裏ワザがあった。
「たしかに強い香りを放つメントールは効果がありますが、大量に頻繁に塗らなければいけません。虫よけにもっとも効果的なのは、『ディート(DEET)』という成分。殺虫剤ではないので、体に塗ることもでき、ディート配合の市販の虫よけ剤をハーフごとに1回塗ればいいでしょう」
さらに「昼に出てくる蚊は視覚で近寄ってくるので、コントラストの強い色は避けたほうがいいですね。黒いウェアが真っ先に狙われるので白がおススメ。ブヨは足元を狙うので、近くにきれいな水の川が流れるコースでは、長いパンツかショートパンツなら長いソックスをはいたほうがいいですね」(同准教授)
また、もし蚊にさされた場合は、すぐ塩でこすると効果があるという。
白ポロに長いパンツか短パンならロングソックス。露出した部分にはディート配合の虫よけ剤。このスタイルが、夏最強になりそうだ。
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