週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/6号
2011/8/29更新

夫婦喧嘩はトラも食わない?
元キャディとタイガーが場外乱闘!

 タイガー・ウッズの元専属キャディ、スティーブ・ウィリアムスの新パートナー、アダム・スコットがブリヂストン招待で優勝を飾った。すると、堰を切ったようにスティーブの口からは元雇い主の仕打ちに対する痛烈な批判が噴出した。

 スコットが最終組で一緒に回った石川遼らの追撃を振り切り、完全優勝を飾った直後、テレビのインタビューに答えたスティーブは「33年間キャディをやってきて通算145勝に立ち会ってきたけれど、今回はまさに生涯最高の勝利」と興奮した様子で喜びをあらわにした。

 タイガーとコンビを組んで12年。メジャー13勝のアシストをし、WGCのタイトルを16回、世界中で72勝を挙げ01年には“タイガー・スラム”(年をまたいで4大メジャー連続制覇)も経験している彼が、スコットとの初勝利を「生涯最高」と評したのはなぜか。そこに見え隠れするのは元雇い主タイガーとの確執だ。

「タイガーにはこれまで忠誠を尽くして仕えてきた。でも辞めるときはたったの電話1本だよ! “ここらへんで少し冷却期間を置こう”といわれたがキャディ用語でそれは“クビ”を意味する。正直ショックだった。長年積み重ねてきたものが一瞬で崩れ落ちたようだった」と本心を吐露したスティーブ。

 タイガー本人はスティーブと話し合いの場を設け「別々の道を歩くことを了解してもらった」というが、スティーブの暴露で電話1本での解雇通達だったことが明らかに。

 復帰しても優勝争いに絡むことがなくなったタイガー。世界ランクも33位にまで落ちた。元腹心の部下ともいえるスティーブに人徳のなさを指摘され泣きっ面に蜂。「スティーブの心情は理解できるが、2人の関係がこんな形で壊れたことを暴露されても戸惑うばかり」という声が米ツアー選手たちから聞こえてくる。

「選手とキャディは夫婦と同じ」と言ったのは藤田寛之だが、たとえ“離婚”しても、夫婦喧嘩は犬、いやトラも食わない?

 
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