全米プロで優勝候補の筆頭に挙げられていたローリー・マクロイだが、今季メジャー2勝目の夢は初日のわずか3ホールで、右手首とともに砕け散った。
アトランタアスレチックCの3番。林に打ち込んだマクロイは張り出した木の根に気づかず、ダウンブローにアイアンを打ちこみ、その衝撃で「右前腕に鋭い痛みが走った」。右手首にテーピングを施し、痛みをこらえプレーを続けたが「メジャーじゃなければ棄権していた」と、ラウンド後に深刻な状態だったことを打ち明けた。
すぐさまMRI検査を行い、手首の腱に損傷があることがわかったが「プレーを続けるかやめるかは君次第」と医師に告げられ、最後まで戦い抜くことを決意。結果は64位タイと散々だったが72ホールを完走し、「何週間か休めば治るでしょう」と気丈なところを見せた。
ところでマクロイといえば「彼女と少しでも一緒にいたいから欧州ツアーでプレーする」と米ツアー撤退を表明し、物議をかもしたことがある。だが最近になって、幼なじみの彼女と別れた報道もあって、その発言に微妙な変化が出てきた。
得意なはずのリンクスが舞台の全英オープン(25位タイ)で不完全燃焼に終わると、「こんなに寒いところじゃやってられない。天気がよくて暖かいところで戦いたい」と発言。「僕はアメリカの林間コースが好き」と米ツアーを主戦場とすることを匂わせたのだ。
「米ツアー撤退も今回のプレー続行も、すべて本人が決めたこと。今後のことも彼が決断を下すでしょう」とはマネジャーのチャビー・チャンドラー氏。ケガが癒えたあかつきにはまた何かサプライズ発言があるかもしれないということだろうか。
やんちゃな22歳から今後も目が離せない。
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