8月の第3週、今シーズン初めて男子ツアー、女子ツアー、シニアツアーが同時開催されたのだが、その入場者数を見比べたら驚く人も多いのでは。なんと、男子ツアーが3ツアーのなかで最低のギャラリー数。これ、いったいどういうこと?
まずは、別表をご覧いただきたい。男子ツアーの関西オープンは4日間開催であるにもかかわらず、ギャラリー数は、3日間開催のファンケルクラシックの4分の1、CATレディスの半分以下だった。日本ゴルフツアー機構(JGTO)によると、99年にツアーを管理運営するようになってから4番目に少ないギャラリー数らしい。
不人気の最大の理由は、石川遼が欠場したことが挙げられるが、全米プロ直後のしかも酷暑のなかでの開催。さらに賞金総額がツアー最低の5000万円(優勝賞金1000万円)と少ない、などの理由で、藤田寛之やキム・キョンテなど賞金ランク20位以内の10選手が欠場していたのも原因になったようだ。
主催する関西ゴルフ連盟も、このギャラリー数には頭を抱えたようで、2年後以降をめどに大会の開催時期の変更(6、7月開催)をJGTOに申請すると同時に、賞金総額も増額して欠場選手を減らす作戦に出るようだ。
関西オープンといえば、1926年にスタートした日本最古の、伝統あるオープン競技だ。連盟だけでなく選手も一緒になって盛り上げてもらいたいところだが、果たして……。
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