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これが幸せの青いポロシャツ。
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全米オープン最終日、R・マクロイは青いポロシャツを着て、栄冠を戴いたが、実は全米プロ勝者のK・ブラッドリーも同じウェアメーカー(オークリー)と契約。今季、まったく同じ青色のポロシャツを着用していたのだ。2人にメジャータイトルをもたらした「幸せの青いポロシャツ」?
マクロイは青が好きで、ウェアも青が多い。ブラッドリーも青や赤が好きで、「勝負色」にしているのだろう。このように自分の色を持っているプロは少なくない。
有名どころとして、T・ウッズは最終日、必ず赤をどこかに身につける。赤のウェアが勝負服というわけだ。石川遼も赤が好きで、上下さまざまな赤を着てみせる。
その昔、D・サンダースは「ピーコックガイ」と呼ばれ、鮮やかな色、特に紫を好んで着用した。紫色のシューズにはみんな「目が点」になったものだ。ギャラリーの間では「今日のダグは、なに着てる?」が合言葉だった。
G・プレーヤーは全身黒づくめがトレードマークで「黒色は太陽光を吸収する。小柄な私だから、全身に太陽のエネルギーをもらって大きくなるんだ」が口癖だった。
ここで、画家で日本芸術院会員、東京芸大名誉教授(現大阪芸大教授)でもある絹谷幸二氏に色の性格づけをしてもらった。
それによると──白は清新、赤は情熱、青は理知・理性、紫は高貴、黄は蝶のようなリズム感、黒は自粛、オレンジはどの色とも協調でき、つなぐ意味あい、ピンクは誘惑、黄土は土のように自然になじみ、ベージュは中間色でバランス、ということになるという。「花が美しい色なのは短い生命の間に受粉させるために、蜂や蝶を誘わなくてはならないからです。つまり美しい色は、生存するための必死の祈りなのです」(前出・絹谷氏)
そんなことを思い描きながら、選手たちのウェアを見るのも楽しいものだ。
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