アベレージ向けドライバーの飛ばしのキーワードといえば「軽い」「薄い」「長い」「大きい」の4つだろう。しかし、そのひとつ「軽」とは真逆を行く「重」をコンセプトにするドライバーが登場した。
ピンの「G20」は、ヘッド重量が201グラムもあり、ドライバーヘッドとしては最重量級。軽さが売りの「エッグバード」(170グラム)、売れ筋の「ゼクシオ」や「ファイズ」(いずれも190グラム強)と比べると、「G20」の「重さ」がわかる。また、クラブの総重量も301グラム(シャフトR)と重めで、アスリート系のそれに近い。
あえてヘッドを重くした理由は、「インパクトでボールに伝わるエネルギーを大きくし、初速をアップさせるため」(ピンゴルフジャパン・山口尚子氏)。また、「余剰重量を適切な重心位置に配置することができ、ミスヒットに強くなり方向性のブレが少なくなる」(同)ことも重いヘッドのメリットだ。
一方、201グラムのヘッドが効き過ぎて振りにくく感じるデメリットは、シャフトのバランスポイントを手元寄りにすることで解消するよう工夫されている。
その結果、スウィングウェートもD2(R)と常識の範囲に収まっている。
さらにメーカー希望小売価格は3万8850円(税込)とかなり抑えられており、世界中いつどこで買っても同等のグローバルプライシング。ヘッドは重いけど、家計への負担は軽めかも。
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