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中尺を相棒にメジャータイトルをゲットしたブラッドリー
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今年のメジャー最終戦の全米プロは25歳のキーガン・ブラッドリーが栄冠。勝因の第一はなんといってもチャンスにパットが入りまくったことだろう。
そのパッティングシーンを演出したのは中尺パター。もともと長尺や中尺パターは腰痛やイップスなどに悩む中年以降から使うものと相場が決まっていたが、ブラッドリーはその前例を破った形。長尺パターもWGCブリヂストン招待で31歳のアダム・スコットが使って優勝している。
さらに、メジャーで初めて勝った中尺パターとして、その記念に彼ならぬ、彼のパターのレプリカだけが「殿堂入り」。これには殿堂入りしている叔母のパット・ブラッドリーもビックリしたとか。
ただ、その名誉ある中尺パターに、またぞろ「禁止すべきだ」との声が各方面からあがっている。長尺はOKだけど、中尺だけダメというその理由は?
長尺はグリップエンドを体につけないが(つけるのは手)、中尺はそうではない。グリップの先端を体に密着させ振り子運動がラクにできることが、カップインに有利な補助行為となるのでは、ということだ。
「有利になるということでいえば、ラフからのフライヤーが防げる角溝が禁止になった話と似ていますね。だけどドライバー(48インチまで)と違ってパターには長さ制限がないので、その点からは禁止にはできないでしょう。私個人の意見でいえば、中尺は老人が杖をついているようで嫌ですが」(クラブに詳しい中堅プロ)
再燃した中尺パターの規制問題、どうなりますやら……。
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