週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/20号
2011/9/12更新

ホスト大会に出られない?
タイガーの想定外の不調


こんなタイガーの姿がまた見たい

 未だ復活の糸口をつかめずにいるタイガー・ウッズが、今度は自らがホストを務めるオフのチャリティイベント、シェブロンワールドチャレンジの出場資格を失うというまさかの事態に直面している。

 先頃、自身のホームページでフォールシリーズ第2戦フライズドットコムオープン(10月6日~9日)への初参戦を明らかにしたタイガー。「スケジュールにぴったりハマった。休養は十分すぎるくらいとったから出るのが楽しみ」とプライドをかなぐり捨てて、来季のシード権(賞金ランク125位以内)を巡り下位選手が凌ぎを削る大会への出場を決意した。11月のプレジデンツカップにはキャプテン・カプルスの温情で推薦による出場が決まったが、今回の決断は彼が置かれている厳しい状況を如実に物語っている。

 そして今回持ち上がった騒動が世界ランクの対象にもなっているビッグイベント、シェブロンワールドチャレンジの正規の出場資格を失うという、笑えない事態。

 そもそもシェブロンはタイガー・ウッズ・ファウンデーションの資金集めを目的としており、同大会通算4勝のタイガーは、その都度、賞金全額を自らの基金に寄付してきた。

 出場者は、元々はその年のメジャーチャンピオンと世界ランク上位11名、ディフェンディングチャンピオン、主催者推薦2名の計18名。賞金も高く世界ランクにポイントが換算されるとあって出場を希望する選手が多く、2年前に出場資格が世界ランク50位以内と定められ、出場選手が増えた。

 だが、8月末の時点でタイガーの世界ランクは38位。大会出場者が確定する9月20日までにトップ50以内をキープできない公算が高い。

 “タイガーの試合”なのだから、特別枠や推薦でタイガーが出場することは間違いないだろう。が、自らの大会から閉め出されかねない状況が訪れるとは完全に想定外。不倫スキャンダルからおよそ2年、試練は続く。

 
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