東日本大震災の発生以後、休業中だった宮城野GC(宮城県・27H)が約半年ぶりに9月1日から18ホールでの営業を再開した。
福島県との県境にほど近く、太平洋岸から5キロ弱という立地の同GC。高台にあるため、津波の被害こそ受けなかったものの、ほぼ全部のホールに地滑りが発生、さらにクラブハウスの壁が損壊するなどした。
「一時は、このまま閉鎖してしまうんじゃないかというウワサが流れたほど被害がひどかっただけに、半年かかりましたが、よく再開できたと思いますね。会員さんのために、そして地元のためにも一日も早く復興させたいと、一丸となって頑張ってきた甲斐がありました」(島田英治支配人)
復旧工事自体は今月末まで予定されているが、プレーには全く影響のない箇所での工事であり、クラブハウスも完全に復旧しているために「問題は一切ありません」(同)という。
同GCでは、一人でも多くのゴルファーに戻ってきてもらいたいと、9月中は平日5600円、土日祝日9300円(いずれも食事付き)のリニューアルオープン記念の特別料金を設定している。
「おかげさまで、思っていた以上にたくさんのご予約をいただいています。本当に嬉しい限りです」(同)
同日、松島チサンCC松島・仙台コースも営業再開。これで宮城県内のすべてのゴルフ場にゴルファーの歓声が戻った。
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