男女のトーナメントを好きな時間、日によって選んで観られる、そんなギャラリーにとってはおいしい話が構想にのぼっている。
9月29日~10月2日、名古屋GC(和合)で行われる日本女子オープンと三好CCでの東海クラシック。この2つの会場をシャトルバスの運行でつなぎ、ギャラリーはどちらを観てもいいというアイデア。つまり、男子ツアーの石川遼の闘いも、女子ツアーの宮里藍の華麗な技も観戦が可能という、主催者、ギャラリーにとっても“ウィンウィン”構想である。
「まだ具体的にはお話できる段階ではありません。お互いのコースでできること、できないこともあるわけで、調整するところがまだたくさんあります。ただこういうご時勢なので、お互い親和して盛り上げられたらいいと思っています」(JGA広報・長堀正美氏)
和合の方も「現場サイドにはまだなにもおりてきていません。そういう話があるとは聞いていますが……」(名古屋GC)
三好で行われる東海クラシックといえば、男女の試合が同時開催(70~93年)されていたことは知る人ぞ知る事実。
しかし運営の手間は2倍かかるのに、TV中継の営業利益は1試合分などの理由で、別々になった経緯がある。となると18年ぶりの男女開催。名古屋地区のゴルフファンにとっても歓迎すべきことと思うのだが……。 「ただギャラリーが半分になることもあり得ますからね」(三好CC)
主催者側にとっては遼や藍ちゃんなどの主役の活躍度によって、入場者が日々左右されるリスクも背負うことになる。さてこのブリッジ話、一石二鳥となるか、二兎を追うものとなるか。
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