フジサンケイの最終日、ギャラリー12人がスズメバチに襲撃された。前週のニトリでも大山志保が刺されており、ゴルフ場のハチ被害が目立っている。ラウンド中のハチ対策を調べてみた。
兵庫医科大学皮膚科の夏秋優准教授は「林のなかに打ち込んだとき、最も刺される危険性が高い」と指摘する。「林のなかにはハチの巣があり、巣に近づくと攻撃されます。白っぽい格好で長袖、長ズボン、帽子で肌を完全に隠したほうがいいのですが、暑い季節は難しいですよね」(同)。ハチがいそうな林に打ち込んだら、アンプレヤブルにするなど、無理をしない。
では、林のなかで襲われたらどうするか。「とにかくフェアウェイに逃げてください。ハチは1匹が襲うと波状攻撃してきます」(同)
運悪く刺されたら?「初めてなら、冷たいもので患部を冷やして、クラブハウスに連絡をとって安静にしてください」(同)
問題は2度目以降のスズメバチ刺され。「30分以内にアナフィラキシー・ショックの症状(かゆみ、息苦しさ、腹痛、吐き気など)が発生する可能性があり、最悪、死に至ります。すぐにクラブハウスに連絡をとって状況を説明し、救急車で病院に行く算段をとる必要があります」(同)
9月はスズメバチの数が多く活発な時期。過去に刺されたことのあるゴルファーは要注意だ。
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