週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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トーシン社長、遼の2年連続欠場に
「マナー違反」発言

　トーシンオープンはドンファンが今季初勝利を飾ったが、石川遼の左肩違和感のための2年連続欠場を発端に、主催者のトーシン社長が怒り爆発。来年は「女子ツアーに切り替えるつもり」とまで発言した。

「選手をもっと縛りつけるような規則を作ってもらわないと」「確かにルールでは（欠場が）認められているが、マナー違反」と不快感を示した石田信文社長。大会最終日には、宮本勝昌選手会長が「来年もやってください」と継続を訴える事態に。

　その後、日本ゴルフツアー機構（JGTO）は理事会でシード選手が2年連続で同じ大会を欠場した場合の罰則を強化する方針を固め、今回の石川の欠場についても、100万円の罰金を科すことを決めた。

　背景には、石川人気頼みの男子ツアーがある。実際、石川が欠場した関西オープン（8月18～21日）は4日間のギャラリー数が5000人に満たなかったほどで、トーシンも4日間で8006人と振るわない。今回は石川がエントリーしていたこともあって、より入念な準備を進めていた主催者にとって、直前キャンセルは痛手に違いない。

　ただ、直前欠場を責められても「ケガは予測できない」との石川のコメントはもっとも。プロは体が資本。ケガの選手に出場を強いる権利はJGTOにも主催者にもないだろう。さらにトーシンの賞金総額は7000万円で関西オープンの5000万円に次ぐ低さ。“稼いでナンボ”のプロのテンションが上がりにくいのも仕方がない？

　
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