今年の日本女子プロは飛ばし屋、三塚優子の今シーズン初優勝で幕を閉じたが、勝因はなんといってもその豪打にあった。
コースセッティングのアウトラインを描いたのは“世界のアヤコ”こと岡本綾子。日米とも公式戦というと、ややもすると方向性を最重要視し、飛ばし屋をいじめる設定が多く、岡本も「飛ばし屋有利ではない」と説明していたが、ふたをあければ優勝三塚、2位は中国のフォン・シャンシャン。二人とも長身の飛ばし屋だ。
この三塚の豪打を支えたのが“昔の恋人”。「かつての飛距離より12ヤード落ちていたのが、このクラブで20ヤード取り戻した感じがします。いちばん飛んでいた頃の感触が戻ってきました」と三塚が絶賛するのが、07年発売のテーラーメイドバーナーTP(シャフトも昔のままのフジクラReax652・S)。三塚が初優勝時に使用していたドライバーだ。
ヘッドスピードのあるプロでも、ロースピンで吹き上がりを抑え、しかも慣性モーメントが大きく、ミスヒットにも寛容なドライバーとして、当時、名を馳せた。
都内の中古ショップに聞いてみたところ、在庫があるところもあったが「いまだに人気があるモデルで探している方も多い」とのこと。価格は状態によって異なるが、1万3000円~1万5000円というところが多かった。買収価格が2万円も超えるショップもあり、三塚の優勝で話題も集めているので、ほしい人は、見つけたら即決断したほうが良さそうだ。
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