週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/11号
2011/10/3更新

遼は自力でプレジデンツ杯出場。
W杯とフェニックスはパス! の理由




 2年ごとに開催される米国選抜と欧州を除く世界選抜との対抗戦、プレジデンツカップに石川遼が2大会連続で出場することになった。

 プレジデンツカップのメンバー12人のうち10人は9月18日時点でのワールドランクで自動的に決まり、残りの2人はキャプテンの推薦で選ばれる。2年前の大会では大会史上最年少の18歳でメンバー入りした石川だが、キャプテンのグレッグ・ノーマンの推薦による出場だった。が、今回は欧米選手を除くランキングで10位となり、自力で勝ち取ったメンバー入りだ。

 しかし、大会日程はダンロップフェニックスと同週の11月17日~20日。国内の賞金王争いに影を落としそうだ。7月18日現在のワールドランクで出場権が得られるワールドカップ(11月24日~27日)には、日程がカシオワールドと重なるため「国内ツアーを優先させたい」と出場を辞退した石川だが、プレジデンツカップについては、8月の段階から「ワールドランクを上げてチーム入りしたい」と出場を希望していた。

「どちらも素晴らしい大会だと思いますが、ワールドカップは辞退しても、日本から次の選手が選ばれます。それに対してプレジデンツカップは、もし辞退すると、日本人ではない選手が入ってしまいます。将来的に日本人選手がキャプテン推薦を受け難くなる可能性もあります。ワールドカップ代表は国内問題で済みますが、ノーマンさんとの関係もあり、プレジデンツカップについては国内問題では収まりません」とはプレジデンツカップ出場を選択した石川の父勝美氏の弁だ。さらに勝美氏は
「ダンロップフェニックスも魅力のある素晴らしい大会ですが、マスターズで勝つことを念頭に入れたとき、技術の上達も人間関係を築く上でもプレジデンツカップを優先したいと遼は考えたのでしょう」という。

 米国と欧州の対抗戦ライダーカップと同様、賞金は出ないものの、メンバー入りすること自体が名誉とされるプレジデンツカップ。日本代表石川遼の活躍に期待したい。

 
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